射出中に、イレキュラーな量のフィラメントが射出される現象
Posted Dec 18, 2015 - 4:24 PM
6㎜角のハニカム構造をプリントしております。
最初三層くらいはきれいにプリントされて期待するのですが、そのあとにイレギュラーに多量のフィラメントが吐出されることがあり、
それが元で一部の形が崩れてしまいます。フィラメントの温度かと思ってギリギリまで下げてみたのですが、多少は改善しますが大きくは変わりません。
何が原因と考えられますでしょうか。
Posted Dec 26, 2015 - 10:17 PM
田中さん
ご返信ありがとうございます!
これはですね、LeptonなどPTFEチューブを経由して背面からモーターで押し出すタイプのエクストルーダーにあるケースですが、
ストップアンドゴーはそれイコール微量の押し出しと引き抜きを何百回と繰り返すわけですね。
押し出すぶんには問題ないのですが、問題は引き抜き時に長い距離を引き抜くと、本来の直径より大きく肥大化した、つまりダマになったフィラメントが上部に引き抜き移動されます。
ダマになったものは上部に移動されるわけですが、何回も数秒の間に押し出し引き抜きされると、上部に移動しても完全に冷えて固まっていません。
これが微量に蓄積されて上部のヒートシンク側(コールド側と言います)に塵も積もれば山となる式でまさにコールド側のバレル内部で詰まりを起こしてしまうわけですね。
引き抜けば引き抜くほど糸引きは無くなるわけですが、逆に中途半端に引き抜きして何回も往復するとこのようになります。
さてここまでがノズル(バレル)詰まりのトラブルで皆さんを悩ませていた問題でしたが、ヒートシンクとバレルの間に熱伝導グリスを充填することによって冷却を鬼強化して何百回の押し出し引き抜きでも詰まることはなくなりました。
しかしここで問題になってきたのが今回田中さんに起きたブツブツが出てきてしまったという現象です。
これは引き抜き距離が大きくしても引き抜き押し出しの回数も大丈夫になった反面、ステンレスバレルまたはノズルの内部の加熱チャンバー内でダマになった部分と細くなってしまった部分があったり不安定な状態になっています。
なのでこれが原因で太くなったり(いきなり射出量多かったり)普通になったりしたわけです。
3mmにしたのは私の方で実験した結果糸引きをそこまでせず、ただ内部でダマにならないような距離というわけです。
coast at end やwipeは上記の糸引きやチャンバー内部の不安定なマグマだまりを安定化させるための無理やり対策みたいなものです。
Posted Dec 22, 2015 - 7:04 PM
参考までに、変えた三つのパラメーターのメリット、デメリットを教えていただけると幸いです。
Posted Dec 22, 2015 - 7:00 PM
Kato様
教えていただいたストップ&ゴー対策3点セットでのパラメータで問題が収まりました。ありがとうございます。
小さいからダメなのかと思って、大きな箱をプリントしてもイレギュラー射出があって困っていましたが、すっかり収まってハニカム構造のプリントもあと少しで終了しそうです。温度も下げていたのを230℃に戻して動作に問題なしです。
Posted Dec 21, 2015 - 6:13 PM
おお ストップアンドゴーが多くある場合はRetractionを8から3mmに変えることをお勧めします
Coast at end やWipeもオフにしてみてください。
Posted Dec 21, 2015 - 3:19 PM
なかなか改善しないです。
動き始めとかでなく描画中に突然量が変わる(ぶしゅしゅと吹き出す)ので、プリントデータに無理があるのかもしれません。
細かい方向転換が多い絵柄で、ストップ&ゴーの繰り返し状態なので、熱の出入りのバランスが瞬間的に狂うのかと妄想しております。物理的にヒートシンクの冷却を強化したら安定するでしょうか。
Posted Dec 19, 2015 - 4:54 AM
田中さんこんにちわ!
そうしましたらSimplify3DのFFF設定からAdcancedタブを開き
Tool Change Retractionを弄ってみても良いかと思います!
Tool change retraction distanceは25㎜になっておりますが、 これを15mm または30mm等に変えてみてはいかがでしょうか?
ちなみに速度は4000mm/Minが最高速度なのでこれ以上は上げず、いじるのであれば下げても大丈夫です。