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自動キャリブレーションの重要点

Posted by Hironao Kato
Posted Jul 6, 2014 - 3:25 AM 

こんにちわ!

Trino3Dプリンターでは自動キャリブレーションを行えるようになっておりますが、その内容について触れたいと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=xSYS5I6JlJE

上記動画でも3Dプリントのススメのように詳しいやり方を動画にしておりますが、キャリブレーション時にどのような情報がやり取りされているのかを記述いたします。


キャリブレーションでは動画の通り7点を数十回計測繰り返しますが、この繰り返しによって主に以下の情報が更新されます。

3つの主柱の正三角形度合い(AとBとC地点)
それぞれの間の3点
エンドストップの3点の固定位置の誤差(高さ)
ロッドの長さ
Delta Radiusと呼ばれるロッドの動きからなるエフェクターの移動平坦度
ベッドからノズルの最大の距離

この中で一番大切なのものはエンドストップの3点の固定位置とDelta Radiusとなります。

まずDelta Radiusはホットエンド移動時の平坦度合いを指します。
これは例ですが、仮に数値が大きすぎるとプリント面中央より淵側の方がノズル先が下がってしまいます。
つまり中央はプリントできても外周部分にノズルが動くとノズルがプリント面に突き刺さってしまいます。
逆に数値が小さすぎると外周部分にノズルが移動するとノズル先がプリント面より離れていってしまいます。
この数値が良い当たりの数値になると中央も外側も平坦にノズルが移動します。

DeltaRadiusで平坦度が持てたとき、それでもノズルがベッドに引きずってしまったり、逆に浮きすぎてしまったりする場合はエンドストップの位置が原因です。

例えばZ(奥側)のエンドストップが極端に下がっていたとしましょう。
そうなるとZ軸はその下がった位置からキャリッジが降下し始めます。

XとYの移動距離とZの移動距離は一緒なのでエンドストップが下がった分だけZが下に行き過ぎてしまいます。 

これは症状としてはノズルを手間に移動させると浮き上がり、奥に移動させるとベッドにノズルが突き刺さります。

しかしエンドストップをXYZそれぞれの高さの位置とコンマ以下で合わせるのは至難の業です。

ですのでTrinoの自動キャリブレーション機能を行いエンドストップの誤差を補正してもらいましょう。

ちなみに、一回で揃わない場合は数回行っていただいてももちろん大丈夫です。

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