ヒートシンク内のテフロンチューブが抜けない
Posted Jul 17, 2017 - 10:33 AM
フィラメントの押し出し抵抗が異様に大きく、造形に失敗することが多いため、ヒートシンク内のテフロンチューブのヘタリを疑っています。
以前ここのファンが壊れていることに気づかず造形し、フィラメントが固着してしまったことがあるので・・・
動画を見ているとチューブだけならバレルなど緩めなくても抜けるものだと思ったのですが、これが抜けません。
243度程度まで上げてみても抜けませんでした。
もう抜けなくなってしまっているのかと心配しています。
何か方法は無いでしょうか?
Posted Jul 21, 2017 - 12:27 AM
azusa9さん、アドバイスありがとうございます。
ちなみに、当方Lepton2です。
情報不足ですみません。
ですが、頂いたアドバイスは基本的に同じだろうということで手順通りやってみました。
(ファンをヒートシンクに当てたまま加熱して回すのだけは難儀しましたが…)
ヒートシンクとバレルが分離してしまいバレルがアルミブロックの方に残ってしまったのには少し焦りました。
そこにフィラメント通してみると、チューブの辺りは問題なく通過したので、今回の状況ではチューブ交換はとりあえず見送ろうと思っています。
無理やり引き抜くしかなさそうなので。。。
チューブでなければノズルかと思い外してみたら、ノズルの入口あたりに、飴色になった材料が固着していました。
ただ、先端の0.4mm穴は見えましたので、詰まってはいないけど邪魔になっている感じかなと思います。
ここをピンバイスで刮いでみようと思うのですが、穴径ご存知でしょうか?
Posted Jul 17, 2017 - 11:04 AM
テフロンチューブは穴が空いていると、先端だけバレル内に残ってしまうので、出来るだけアルミの四角いヒートブロックあたりから分解して交換すると良いと思います。
写真がないので、文字のでの説明で分かりにくいと思いますが、Leptonを想定した説明を書いてみます。材料抜いておいて、アルミのフィンの上の継手を取り外しておきます。アルミのヒートシンクを止めているネジを2本外してヒートシンクから先をまるっと本体から取り外します。ケーブルは繋いだままなのでケーブルを引っ張りすぎないように取扱に注意して下さい。
ファンはフィンに当てたまま、ノズルの温度を上げます、だいたい210度ぐらいで私はいつも作業しています。温度が上がったら、ヒートシンクの根本を大きめのペンチで挟んで、ノズル部分の四角いアルミのヒートブロックをラジオペンチとかで挟んで、ネジを緩めます。ヒートブロックにはヒーターや温度センサの細い線が繋がっているので注意して少しずつ回します。
こうするとだいたい、真鍮のノズル+ヒートブロック、ステンレスバレル+アルミのヒートシンクの2つのブロックに分かれます。外せたら、ヒーティングを止めて、冷めるまで待ちます。手でさわれるようになったらヒートシンク+ステンレスバレルの方からチューブを抜き取ります。
だいたい、先端が切れちゃうので、3mmドリルで中をこそいで綺麗にします。普通に電動ドリルでぐりぐり回して綺麗にしちゃいます。と言うのも、新しく入れるテフロンチューブの外形が3mm+-0.1mm位の精度で造られていて大きいことが多いので、少し内壁を削るぐらいの感じでゴリゴリやっちゃいます。
新しいテフロンチューブは私は53mmの長さで切って先端まで押しこんで、元通りに組み付けます。
ドリルでゴシゴシしないとチューブが先端まで綺麗に入らないことが多いので必ずばらして交換するようにしています。面倒でばらさずにやっていたこともありますが、チューブが先端まで押し込めずやっぱりすぐ上手く押し出せなくなるので頑張ってます。
組戻す時に、ヒートブロックを付けたときに加熱をした状態でしめましするのを忘れずに、これやらないと暖まっているときにかなり緩いです。
だいたいテフロンチューブが痩せるのはステンレスバレルの端から8mmぐらいの所で、私のリトラクトの設定が7~8mm程度なので、その辺りが一番擦れてしまうようです。先端はほとんどへたっていないんですよね。普段は220度ぐらいですが、時々250度とかの高温で射出するときもあるのですが、極端に高くないのであれば意外と溶けないようです。リトラクトのスピードは80mm/secと速めなのも関係しているのかもしれません。
わたしは、だいたい400時間動かしたら定期交換するようにしています。(初代Leptonでつまらんバレル利用)
文字ばかりで分かりにくいですが、参考になれば